妊娠検査薬はいつから反応するの?陰性でも妊娠している可能性は?

妊娠検査薬が陽性で喜ぶ女性

妊娠を希望している女性なら、ご自身の生理周期や基礎体温の周期を把握していて、「あれ?生理が遅れているな。。。」「基礎体温が高いままだな。。。」といった変化により「もしかして妊娠したかも?!」と気づくことでしょう。

一刻も早く妊娠したか調べたいところですが、妊娠検査薬が反応するのはいつからなのでしょうか?

ここでは、妊娠検査薬で妊娠を調べられる時期や陰性なのに妊娠している可能性などについてご紹介しています。

妊娠検査薬でなぜ妊娠がわかるのか

妊娠検査薬は、妊娠すると分泌される「hCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」を感知することで妊娠した可能性を調べています。

卵子と精子が卵管で出会い受精すると、受精卵となり約1週間かけて細胞分裂を繰り返しながら子宮へと移動します。

受精卵が子宮内に着床すると胎盤のもとになる絨毛(じゅうもう)がつくられ、そこからhCGというホルモンが分泌されます。

hCGホルモンは「エストロゲン」や「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌を保ち胎盤の成長を促進させています。

このhCGホルモンは妊娠すると尿中にでてくるため、妊娠検査薬に尿をかけることによって妊娠しているかを調べることができます。

妊娠検査薬はいつから反応する?

妊娠検査薬が反応する時期

妊娠検査薬はいつから反応するようになるのでしょうか?

多くの妊娠検査薬のメーカーでは、「次の生理予定日の1週間後」から使用できるとしています。

hCGホルモンは受精卵が着床してから3~4日程度で尿中に出始めるため、早ければ次の生理予定日の数日前から妊娠検査薬が陽性反応を示す可能性もあります。

ただし、次の生理予定日前後ではまだhCGホルモンの分泌量が少なく正しく判定できないこともありますので、「次の生理予定日の1週間後」を目安にお使いくださいね。

生理周期が28日の人の場合は、「前回の生理開始日から約5週間後」から検査可能になります。

もしくは、「セックスした日から約3週間後」から検査可能になります。

妊娠週数は直近の最後にあった生理開始日を「妊娠0週0日」として数えます。

つまり、妊娠検査薬の使用が推奨されるのは妊娠5週頃になります。

妊娠週数については、「コラム:意外と間違いやすい!妊娠週数の数え方と出産予定日の計算」もご参考にしてください。

妊娠初期症状はいつからわかる?

妊娠検査薬が使えるようになるのは妊娠5週頃からですが、妊娠初期の症状を自覚するのはいつ頃なのでしょうか?

多くの方が「だるい、眠気が強い、下腹部が痛い」などの妊娠初期症状を感じるようになるのは妊娠4~5週頃からで、つわりが始まるのもこの頃になります。

一方で、妊娠3週頃で「妊娠超初期症状」としておりものの変化や着床出血などで何らかの変化を感じる方もいます。

妊娠超初期については、「コラム:妊娠したかも?妊娠超初期の症状チェック!」もご参考にしてください。

妊娠検査薬の使い方

妊娠検査薬の陽性反応と陰性反応

多くの妊娠検査薬はスティック状で使いやすい形状になっています。

先端に尿をかけて1分~数分程度待つだけで検査ができますのでお手軽ですね。

判定結果の表示のされ方はメーカーによって異なりますが、多くは結果が表示される窓内の線の出方によって「陽性(妊娠反応あり)」「陰性(妊娠反応なし)」と判定されます。

使用する時間帯は基本的にいつでも大丈夫ですが、尿が極端に薄いと偽陰性になる可能性がありますので、起床時の検査を推奨しているメーカーもあります。

検査をする際には、付属の説明書をよく確認し使用してくださいね。

陽性は本当に妊娠している?

妊娠検査薬が本当に陽性か疑う女性

妊娠反応がある=陽性だった場合、本当に妊娠しているといえるのでしょうか?

妊娠検査薬はあくまで「妊娠の可能性を知る」ためのものですが、正しく使用すれば99%の精度で判定できます。

ただし、妊娠していないのに陽性となるケースや、陽性でも妊娠が継続できないケースもありますので注意が必要です。

陽性だった場合は妊娠している可能性が高いですが、それでも正常妊娠かどうかは分かりませんので、早めに婦人科を受診してくださいね。

妊娠していないのに陽性となるケース

【妊娠していないのに陽性となるケース】

  • 不妊治療などで性腺刺激ホルモン剤の投与を受けている
  • hCG産生腫瘍(絨毛上皮腫など)
  • 閉経期である

不妊治療や黄体機能不全の治療のために性腺刺激ホルモン剤の投与を受けている方や、絨毛上皮腫などのhCG産生腫瘍がある方は妊娠していなくても陽性の結果が出ることがあります。

また、閉経期の方も正しく判定できないことがあります。

陽性だが妊娠が継続できないケース

【陽性だが妊娠が継続できないケース】

  • 子宮外妊娠
  • 胞状奇胎
  • 流産していた

*子宮外妊娠(異所性妊娠)*

受精卵が子宮内の正しい場所以外に着床してしまった場合を子宮外妊娠(異所性妊娠)といい、残念ながら妊娠を継続することはできず、着床した場所によっては自然排出されます。

しかし子宮外妊娠の状態で胎児が成長した場合、もともと赤ちゃんが成長できる環境ではありませんので、妊娠7週頃になると胎児を含む構造が破裂し、出血やショック症状でママの命に危険が及ぶこともあります。

子宮外妊娠については、「コラム:子宮外妊娠とは?原因や妊娠の継続について」もご参考にしてください。

*胞状奇胎(ほうじょうきたい)*

胞状奇胎とは、受精がうまくいかなかったことにより胎盤を作る絨毛組織の一部がブドウの粒のようになって増殖してしまう状態で、妊娠の継続はできません。

*流産していた*

妊娠検査薬を使ったときにはすでに流産しているのにもかかわらず、子宮内に胎盤などの組織が残っていて陽性の判定が出ることがあります。

線がうっすらとしか出ない。。。陽性でいいの?

妊娠検査薬の線がうっすらとしか出ない

「検査薬に尿をかけて少し待つと陽性判定の線がうっすらと出てきたが、説明書にあるイラストのようにはっきりはしていない。これはどっちなの?」と判断に悩むことがあります。

たとえ薄くても線の濃さに関係なく、判定部分にラインが出ていれば陽性(妊娠の可能性あり)と判定できます。

線がうっすらとしか出ない原因としては、まだ検査をする時期が早すぎてhCGの分泌量が少なかったことや、尿の量が十分でなかった可能性などがあります。

いずれにしても、婦人科で妊娠の確定診断を受けましょう。

陰性は本当に妊娠していない?

妊娠検査薬が本当に陰性か疑う女性

妊娠した予感がして妊娠検査薬を使ってみたが陰性だった場合、本当に妊娠していないと言えるのでしょうか?

陰性=今回の検査では妊娠反応は認められませんでしたが、それでも妊娠している可能性はあります。

【妊娠しているのに陰性となるケース】

  • フライング検査
  • 生理不順
  • 生理日を思い違いしていた
  • 尿が極端に薄かった
  • 双子だった

*フライング検査*

推奨時期よりフライングして早く検査をした場合、まだhCG分泌量が十分でなかったために陰性となることがあります。

*生理不順*

生理周期が不規則な方の場合、推奨時期に検査をしても排卵日が思っていた時期よりズレていてhCG分泌量がまだ十分でなかった可能性があります。

*生理日を思い違いしていた*

最後にあった生理日や次の生理予定日を思い違いしていて検査時期が適切でなかったケースがあります。

*尿が極端に薄かった*

大量に飲み物を飲んで尿が極端に薄まっていると正しく検査ができない可能性があります。

*双子だった*

双子などの多胎妊娠の場合、hCG分泌量が多すぎて陰性となる可能性があります。

また次の生理予定日になっても生理がないのに陰性だった場合、上記以外にも以下のケースが考えられます。

【予定した生理がないのに陰性となるケース】

  • 異常妊娠(子宮外妊娠)
  • 胎児異常(胎児死亡、稽留流産)
  • 胞状奇胎

これらの異常は陰性にも陽性にもなる可能性があります。

陰性だったにもかかわらず生理がこないときは、数日待ってから再検査をしてみるか、もしくは医師に相談してみてください。

早く知りたい!早期妊娠検査薬

早期妊娠検査薬が使えるタイミング

「一刻も早く妊娠しているか知りたい!」という場合、一般の妊娠検査薬よりも1週間早く使える「早期妊娠検査薬」というものがあります。

一般の妊娠検査薬はhCGの量が50IU/Lで反応するように検出感度が設定されていますが、早期妊娠検査薬はその半分の25IU/Lで反応するように設定されています。

少ない量のhCGでも反応するため次の生理予定日から使うことができます。

早くから使えるのがメリットですが、よほどの事情がない限りは一般の妊娠検査薬でよいでしょう。

というのも、早期妊娠検査薬が陽性だったとしてもこのタイミングではまだ婦人科で妊娠を確定診断することができません。

病院で正常妊娠を診断するためには、超音波検査(エコー検査)で胎児が入る「胎嚢(たいのう)」と「心拍」を確認する必要があります。

胎嚢(たいのう)が確認できるのは妊娠4~5週頃で、心拍を確認できるのは妊娠6週頃になります。

一方で早期妊娠検査薬は妊娠4週頃から使えますので、陽性の反応が出ても病院で正常妊娠を確認できるようになるまで1~2週間は待つ必要があります。

さらに、早い段階で検査をすることによって、本来なら知ることのなかった「化学流産」を知ってしまうかもしれません。

化学流産とは、妊娠検査薬では陽性だったが超音波検査では妊娠が確認できない(胎嚢や心拍が確認できない)状態のことをいい、すでに流産してしまっています。

このように早期妊娠検査薬にはメリットもデメリットもありますので、状況に合わせて使い分けられるといいですね。

妊娠検査薬の値段と購入場所

ドラッグストア

妊娠検査薬はドラッグストアやネットショップなどで購入することができます。

値段は500~1,000円程度のものが多く、2回分がセットになって割安なものもあります。

早期妊娠検査薬も同じくドラッグストアやネットショップなどで販売されていますが、日本製の早期妊娠検査薬は第1類医薬品に分類されているため、薬剤師のいる薬局で購入する必要があり値段も割高になります。

まとめ

嬉しそうに妊娠検査薬を持つ女性

妊娠検査薬は性行為した日から約3週間後から使えるようになります。

もしくは次の生理予定日の1週間後から検査ができますので、妊娠する可能性のある女性は生理周期や基礎体温などは記録しておくとよいでしょう。

妊娠検査薬では陰性なのに実際は妊娠していたケース、妊娠検査薬では陽性なのに実際は妊娠していなかった、または妊娠していたけれども妊娠を継続できないケースなどもありますので、生理が遅れていたり体に何らかの違和感を感じる場合は、早めに病院でご相談くださいね。


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