二人目妊娠で大変なこととベストなタイミングとは!

妊娠中のママのお腹に耳をあてる男の子

二人目の妊娠を希望しているけど、もしベストなタイミングがあるのなら知りたい、と思いますよね?

初めての妊娠では分からないことだらけで不安が大きかったのが、二人目ともなると一度経験しているので心のゆとりもあるかもしれません。

しかし、第二子の妊娠ではいろいろなことが違います!

ここでは二人目を考えるときに、一人目のときと何が違うのか、何に気をつければよいのか、上の子の赤ちゃん返りを防ぐにはどうしたらいいのか?といったポイントについてご紹介いたします!

二人目妊娠の気がかり、ここが違う!

二人目妊娠は、一人目と比べて何が違うのでしょうか?

  • 年齢が高くなっている
  • 上の子の育児
  • お金の心配
  • 心の余裕がある

年齢が高くなっている

特に第一子の出産が30代だった場合、一人目の出産より年齢が高くなっていることでトラブルが起こりやすくなります。

年齢とともに妊娠しにくくなる、体力が低下する、胎児の染色体異常が起こりやすくなるなど様々なことが考えられます。

上の子の育児

上の子の育児をしながら妊娠・出産することになりますので、ママの負担が高くなります。

上の子が小さいうちは授乳や抱っこによるお腹の赤ちゃんへの影響の心配、離乳食の用意や夜泣きの対応、おむつの世話などとにかくやることがたくさんあります。

保育園や幼稚園に通っている場合でも送り迎えや行事に参加できるのか、寂しい思いをさせないかといった心配があります。

育児や家事に加えて、働いているママだとさらに負担が大きくなります。

お金の心配

第一子の出産時にかかった費用に加え、年齢が高くなっていることによる妊娠高血圧症候群などの合併症の治療費、帝王切開による費用など、余計にお金がかかってしまう可能性があります。

将来的にかかる学費なども考慮して計画的に貯金をしておきたいところです。

出産育児一時金や医療費控除に加えて、児童手当や育児休業給付金などの制度がありますので、積極的に活用しましょう。

心の余裕がある

第一子の出産と特に違うのは、一度経験しているという心の余裕ではないでしょうか。

全くの手探りだった前回の妊娠と比べて、不安が少なく精神的なゆとりを持って構えられるのは大きなメリットといえます。

二人目妊娠中の大変なこと

一人目で経験しているとはいえ、つわりや妊娠中の体調、出産時間など二人目も同じとは限りません。

妊娠中の体調の変化に加え、上の子の育児で無理をしてしまいがちです。

二人目妊娠中にみんなが大変に思ったことを知っておくことで、対策を立てるヒントになるかもしれません。

  • 体重管理が難しい
  • 休めない
  • 自分のことを後回しにしがち
  • つわりは相変わらずつらい

体重管理が難しい

一人目を妊娠したときには栄養バランスを考えたり、体重が増えすぎないよう注意していたという方でも、二人目妊娠中には上の子がいるため、子供の食べ残しを食べたり、ストレスで間食が増えたり、そもそも自分の体重に気を使っている余裕がないなど、体重管理が難しくなる傾向があります。

休めない

妊娠中はただでさえつわりやだるさ、気持ち悪さや眠気があるにもかかわらず、上の子の育児をしなければなりませんので辛い時でも休みづらくなります。

一人目妊娠の時は乗り越えられたことでも、二人目妊娠では周囲のサポートが必要なことが出てくるかもしれません。

自分のことを後回しにしがち

上の子の育児や家事で忙しく、栄養バランスを考えた食事や身体のケアなど自分のことを後回しにしがちです。

身体のケアまでなかなか手が回らないかもしれませんが、二人目妊娠中の方が妊娠線ができやすく注意が必要です。

綺麗なママでいるためにも、また少しリラックスする時間を作るためにも、お気に入りのボディクリームなどでケアする習慣ができるとよいでしょう。

つわりは相変わらずつらい

一人目で経験しているといっても、つわりは慣れるわけではなく相変わらずつらい、という方が多いようです。

これには個人差があり、二人目の方が辛かった、いやいや二人目はそうでもなかったなどさまざまです。

二人目だから慣れるだろう、我慢できるだろうと思わず、辛い時は周囲のサポートが得られる環境を作っておきましょう。

二人目妊娠のベストなタイミング

赤ちゃんに食事を食べさす

二人目を妊娠するベストなタイミングはいつでしょうか?

いつか二人目が欲しいけど、今はまだ育児や仕事で忙しいから。。。と思っていると、なかなか踏み切れないかもしれませんね。

二人目妊娠のタイミングを考えるポイントは大きく分けて5つあります。

  • 上の子との兼ね合い
  • 夫婦の年齢
  • 仕事との兼ね合い
  • 旦那さんの意見
  • 環境との兼ね合い

上の子との兼ね合い

二人目が欲しい理由として、「一人っ子だと寂しい思いをさせるかもしれないから」「きょうだいで遊べるようにしてあげたい」「家がにぎやかで楽しくなる」という意見が多くあります。

上の子との年齢差で考えると、「年子」「2~3歳差」「それ以上」に分けられます。

年子のメリットとしては、二人で遊んでいてもらいやすい、大変な幼児期を乗り越えれば行事が立て続けにあるので後が楽、ママが早期に職場復帰しやすい、などがあります。

2~3歳差のメリットとしては、上の子と言葉でのコミュニケーションが取れるようになってきている、歳が近いので一緒に遊びやすい、などがあります。

年が離れたきょうだいのメリットとしては、上の子のイヤイヤ期が落ち着いた頃(3~4歳)だと妊娠中に手がかからない、下の子の育児に専念できる、下の子の面倒を見てもらいやすい、などがあります。

夫婦の年齢

二人目の子が欲しいからと言って、いつでも妊娠できるわけではありません。

特に晩婚化の影響で第一子の出産が遅かった場合、二人目不妊ということもあり得ます。

年齢とともに自然妊娠がしづらくなりますので、ご夫婦の年齢も考慮する必要があります。

仕事との兼ね合い

育休(育児休業)は上手に活用したいですね。

育休中に第二子を妊娠した場合、連続して育休を取ることができます。

子供が1歳に満たない場合に育休を取得することができ、最大で2歳になるまで延長可能です。

旦那さんの意見

旦那さんの仕事との兼ね合いもありますし、気持ちの問題もあるでしょう。

まずは夫婦で話し合って、お互いの気持ちを確かめることが大切です。

環境との兼ね合い

それぞれの家庭で事情は異なります。

周囲のサポートを得やすいタイミングや、共働きの場合仕事との兼ね合いもあります。

一人目の子供が生まれると、「次はいつなの?」と周りに言われ急かされているような気持ちになることもありますが、各家庭で状況が違いますので、周囲に流されずに自分たちにとって一番良い時期を選ぶことが大切です。

二人目不妊

二人目を夫婦ともに望んでいるのになかなか授からない場合、二人目不妊かもしれません。

「一人目は自然に授かったのに。。。?」と思われるかもしませんが、年齢が高くなっていることなどにより妊娠しにくくなっている可能性があります。

近年は晩婚化が進んでいると言われますが、実際に令和元年のデータを見てみると、高齢出産と呼ばれる35歳以上での出産がおよそ21%を占めており、5人に1人は高齢出産だということが分かります。

【母の年齢階級別にみた第一子出生割合(令和4年)】

母の年齢階級別にみた第一子出生割合、令和4年(2022)
厚生労働省/令和4年(2022)人口動態統計の概況(外部サイトへ移動します)

上記グラフには表示されていませんが、45歳~49歳が0.2%(1,600人)、50歳以上は0.008%(58人)という結果になっています。

第一子の子育てをしながら職場復帰し、落ち着いた頃にそろそろ二人目をと考えたときには数年が経過しているというケースも少なくなく、上記のグラフよりさらに年齢が高くなります。

女性の身体は年齢とともに変化し(もちろん男性も)、年齢が高くなればなるほど卵子の老化や排卵の減少により妊娠しにくくなります。

また、第一子出産時の帝王切開瘢痕(はんこん)症候群などによる影響や、出産後にかかった病気や過度なダイエットにより不妊、もしくは妊娠しにくくなる可能性もあります。

第一子出産のときとはさまざまな条件が違いますので、二人目不妊になる可能性は誰にでもあります。

一人目の子育てや仕事をしながら不妊治療へ通うのは想像以上に大変です。

一人目を30代になってから出産し二人目も考えるのであれば、早い段階で夫婦で話し合っておくのがよいでしょう。

二人目妊娠で気をつけたいこと・対策

洗濯物をたたむ男の子とパパ

二人目妊娠では、一人目の時と様々な条件が違います。

二人目を妊娠中に気をつけたいことやその対策についてご紹介します!

  • 上の子のケア
  • 頑張りすぎない
  • 一人目とは違うことを自覚する
  • 出生前診断という選択

上の子のケア

どうしても妊娠中はお腹の子に意識が集中しがちです。

二人目が生まれてからも、何かと手がかかる下の子ばかりを構ってしまい、上の子には我慢を強いる場面も出てくるかもしれません。

妊娠中は上の子との二人きりの時間を大切にして甘えさせてあげたり、日頃から意識して言葉に出して愛情を伝えるようにすると、上の子の安心にもつながります。

頑張りすぎない

第一子の妊娠、出産のときには一人でできたことでも、「あの時は出来たから」と頑張りすぎないようにしましょう。

旦那さんも一緒に育児ができるよう、上の子の世話や家事の役割分担を話し合い、出産予定日前後では仕事の休みが取れるかなども確認しておくと良いでしょう。

家族のサポートが難しい場合でも、短時間から利用できるシッターさんを探す、家事代行を頼む、保育園の一時預かりを利用する、地域のファミリーサポートセンターを活用するなどして、一人で抱え込まないようにし、何かあった時に頼れる選択肢を増やしておきましょう。

また、すべてを完璧にやろうとせず、程よく手抜きをすることも大切です。

一人目とは違うことを自覚する

一人目の時と同じ妊娠、出産の経過とは限りません。

特に一人目が安産だった場合、あっという間に生まれてしまうこともあります。

陣痛がきたらすぐに動けるように準備をしておきましょう。

また、一人目の妊娠から期間が開いている場合、ママ自身の年齢も上がっているため体力なども違うかもしれません。

一度経験しているという心のゆとりは大切にしつつ、一人目とは違うということも心の隅に置いておきましょう。

二人目妊娠で出生前診断を受ける夫婦が増えている

出生前診断とは、お腹の赤ちゃんに病気や障害がないかを調べる検査のことです。

広義には、エコー検査も出生前診断に含まれます。

一人目では出生前診断を受けていなくても、二人目では受けた方がいいのでは?と考えるご夫婦は少なくありません。

その理由にはさまざまな考えがあります。

  • 夫婦の年齢が高くなることにより、胎児に染色体異常がある確率が高くなるから
  • 生まれてから染色体異常が分かると、上の子の世話をしながら病院探しや自宅のバリアフリー工事などをしなければならないから

新型出生前診断(NIPT)などでは、お腹の赤ちゃんに病気や障害が見つかった場合、中絶を選択するケースが非常に多いことが社会問題ともなっていますが、出生前診断の本来の目的は治療や育児の準備につなげるものです。

ほとんどのご夫婦は積極的に中絶をしているわけではなく、それぞれの考えや価値観、育てる環境などを熟考したうえで最終的な決断をしています。

出生前診断を受けるか悩むときは、臨床遺伝学の専門家である遺伝カウンセラーに相談するのがよいでしょう。

まとめ

幸せそうに寝転ぶ親子

二人目の妊娠のベストなタイミングはそれぞれのご夫婦で違ってきますが、結局は欲しいと思った時がそのとき、ともいえます。

不安や気がかりはたくさんありますが、ご夫婦でよく話し合って、納得できる将来設計を立ててくださいね。

胎児に起こる主な染色体異常や先天性疾患の頻度についてはこちらをご参考にしてください。


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