陣痛の痛みはどれくらい?いつ産まれるのか

陣痛を感じている女性

妊娠中の皆さん、出産が目前に迫るにつれ、心は疑問と不安でいっぱいになりますよね。

「陣痛って一体どれくらい痛いの?」という疑問は、多くの妊婦さんが抱える共通の不安です。

この記事では、陣痛の痛みやそのプロセス、前駆陣痛との違いなどについて分かりやすく解説しています。

出産への道のりは大変かもしれませんが、知識を持って理解を深め、不安を少しでも和らげてその時を静かに待ちましょう。

元気な赤ちゃんとの初対面を、楽しみにしていきましょう!

陣痛の痛みはどんな痛さ

陣痛の痛みの例えとして、「鼻からスイカが出る」ような痛みだとよく表現されますね。

「生理痛の何百倍の痛み」と表現する人もいるように、腹部や腰を中心に強く痛みを感じます。

そのほか「ハンマーで殴られたような痛み」「ダンプカーにひかれたような痛み」など表現方法は多種多彩です。

この表現は非常に大げさに聞こえるかもしれませんが、これは陣痛の痛みがどれほど強烈であるかを象徴しています。

出産を経験した多くの女性が、陣痛の痛みは体験したことのない種類のもので、その強さは通常の痛みとは比較にならないと語ります。

陣痛の痛みに対する感じ方は、個人の体質や精神状態、痛みに対する耐性など多くの要因に影響されます。

陣痛の痛みの強さと変化

陣痛の痛みはずっと痛いわけではなく、周期的で波のように訪れます。

そして始めは弱い痛みやお腹の張りを不規則に感じ、だんだん痛みが強くなっていきます。

この痛みは子宮が収縮しているために起こります。

初期の段階では痛みと痛みの間隔は長く、20分から30分置きくらいのペースで訪れます。

陣痛が進むにつれてその間隔は短くなり、痛みも強くなります。

痛みと痛みの間隔が10分以内で規則的になったら本格的な陣痛です。

陣痛の流れ

陣痛が始まってから産まれるまでの平均時間は、初産婦で15時間程度、経産婦で7時間程度と言われています。

陣痛は突然激痛が始まるわけではありません。

出産がもうすぐ始まるサインとして、「おしるし」「前駆陣痛」があります。

おしるしとは出産直前に、子宮口が開き始めると出てくるおりものに血が混ざったようなもののことを呼びます。

前駆陣痛とは、本格的な陣痛が始まる前の、不規則で弱い痛みやお腹の張りのことを呼びます。

おしるしは人によって無い場合もあり、またおしるしがあってから陣痛がくるまでの期間も1日~1週間以上とまちまちですので、あくまで出産が近い目安とすると良いでしょう。

おしるしについては、「コラム:おしるしとは?出産までカウントダウン!」もご参考にしてください。

前駆陣痛と陣痛の違い

前駆陣痛と陣痛は痛みの強さが違いますが、痛みの感じ方や程度は人それぞれなので「こんな痛みがあったら本格的な陣痛」という定義はありません。

前駆陣痛は「なんか痛いなぁ。。。」という鈍い痛みから始まります。

姿勢を変えると痛みが楽になったり治まったりして、それが不規則に繰り返します。

だんだんと痛みが強くなって痛みを感じる場所も広がり、痛みと痛みの間隔が10分以内で規則的になったら本格的な陣痛の開始です。

陣痛が始まったらいつ産まれる?

陣痛の間隔が5~10分のうちは、強い痛みはありますがまだ動けないほどではありません。

始めは下腹部や腰に感じていた痛みが徐々に広がり、おなかの赤ちゃんが産まれる準備のために骨盤の位置へ下りてくるにつれて、痛みの場所も足の付け根や肛門の方へ変化していきます。

陣痛は子宮口が全開になるまでのこの準備期間ですが、その時間は人によって大きく異なり、初産婦では10~12時間程度、経産婦では数時間程度ですが、中には入院してから2~3日かかる人もいます。

陣痛の間隔がどんどん短くなっていき、1~2分間隔になったらいよいよ娩出開始です。

「ヒー、ヒー、フー」といきんで、赤ちゃんを押し出していきます。

娩出開始から赤ちゃんが産まれるまでの時間は初産婦で2~3時間程度、経産婦で1時間程度です。

陣痛が始まったときの対応

出産入院の準備をする妊婦

出産予定日が近づき、「この痛みは陣痛?!」と思っても、まだ慌てる必要はありません。

分娩は長期戦になることもありますので、今から気を張っていては体力が持ちません。

軽食を摂ったり水分補給をしながら、リラックスして過ごしましょう。

入院の荷物の最終確認と、病院の連絡先、病院までの移動方法や家族の動きについて確認しておきましょう。

破水していなければ入浴やシャワーも可能です。

病院に行くタイミング

陣痛の間隔が初産婦で10分、経産婦で15分になったら病院へ連絡しましょう。

35歳以上で初めて出産する「高齢出産」の場合はトラブルが起こりやすいため早めに入院する方が安心ですが、早く病院へ行き過ぎると一度戻って自宅待機となることもあるためタイミングの見極めが難しいかもしれません。

一度病院へ連絡して症状を伝えるようにしましょう。

状況を正確に伝えるためにも、「痛みが持続する時間」と「痛みがおさまって次の痛みがくるまでの時間」を記録しておきましょう。

ただし、陣痛の前に破水する「前期破水」がおこった場合は、子宮内感染のおそれがありますのですぐに病院へ連絡してください。

まとめ

出産を間近に控えた妊婦

特に初めての出産の場合は陣痛の痛みの表現に恐怖を感じますね。

ですが陣痛の痛みは、赤ちゃんがこの世界に生まれる準備をしている証拠ともいえます。

出産は痛みだけではなく、新しい命の誕生という奇跡に立ち会える貴重な経験でもあります。

誰もが通らなければならない道とはいえ、痛みに打ち勝つ母親の強さと、赤ちゃんが生まれる瞬間の感動は計り知れない価値があります。

出産を前に不安を感じるのは自然なことです。

愛する赤ちゃんとの初対面を思い浮かべながら、今しかないこの瞬間を大切にお過ごしくださいね。


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